ビッグセーブのGK川島、決勝Tへ不退転の決意 「今まで成し遂げたことがないことを」
第3戦はポーランドに敗れ、「残念な気持ち」と本音も…
日本を最少失点で防いだGK川島永嗣の口ぶりも、少々重かった。ロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ最終戦ポーランド戦、日本は0-1で敗戦したがコロンビアがセネガルに1-0で勝利し、フェアプレーポイントの差で勝ち上がった。ここ2試合大きな批判を受けた川島はビッグセーブを見せるも、「この一つのゲームに関しては残念な気持ち」と前置きして16強進出を振り返った。
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「3試合全員でつかんだ予選突破なので嬉しい。この2試合、チームにかなり迷惑をかけていた。今度は自分がチームを救う番だと思っていた」
初戦のコロンビア戦(2-1)での低弾道FK、第2戦のセネガル戦(2-2)でのパンチングミスと失点に直結するミスをしていた川島。しかし、この日は前半32分にMFカミル・グロシツキのヘディングシュートをゴールラインぎりぎりで防ぎ、後半8分にもMFピオトル・ジエリンスキの飛び出しより先にボールを確保した。
その後セットプレーから失点を許した日本は、試合最終盤には他会場の結果を踏まえて後方でのビルドアップに終始。この消極的姿勢に会場からブーイングが飛んだが、川島はそれを受け止めてこう話した。
「いろいろなことがありましたけど、チームは一つになってこの予選に向かってきた。一人ひとりの気持ち、サポーターの気持ちがこの結果につながった。自分たちは今まで成し遂げたことがないことをやりたい。ここからまた一つになって進んでいきたい」
2位通過を決めた日本にとって、本意ではない勝ち上がり方。それも承知の上で、川島ら代表メンバーには決勝トーナメントで死力を尽くす義務があるだろう。
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