2戦5失点…ポーランドの崩壊は“必然” W杯予選で露呈していた脆弱な守備の実態
セネガル、コロンビアに2連敗を喫し敗退決定
日本代表は現地時間28日、ロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ最終戦でポーランド代表との対戦を控えている。日本にとっては決勝トーナメント進出をつかみ取る重要な一戦となる一方で、ポーランドは2連敗ですでに敗退が決定している。
グループH突破の有力候補だったポーランドは、W杯欧州予選では8勝1分1敗で首位通過を果たしていた。勝敗数だけを見れば、今大会でのポーランドの不振ぶりは疑問の残る結果だ。しかし、その内訳を見れば、早期敗退につながりそうな問題点が浮かび上がった。
ポーランドは欧州予選グループEを、デンマークとの争いを制して勝ち点5差をつけて首位突破を果たした。さらに、エースFWロベルト・レバンドフスキがW杯欧州予選の歴代最多得点記録となる16ゴールをマークし、チームも10試合で計28得点と圧倒的な破壊力を示している。
しかし、ここで焦点を当てたいのは、欧州予選における失点数だ。
予選グループEの10試合で2位デンマークが合計8失点だったのに対し、ポーランドは14失点と大きく上回った。さらに、予選3位のモンテネグロは12失点、4位のルーマニアは10失点と、敗退した2チームよりも失点数は多かった。
視野を広げ、今度は欧州予選全体のチームの失点数と比較してみよう。以下は各グループの1位、2位のチームと、予選全10試合での失点数だ。
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