「なぜ彼が左ウイングにいるんだ?」 守護神ノイアーの無謀な“アタッカー化”に苦言
ドイツが韓国に0-2敗戦、グループ最下位で敗退の屈辱
ドイツ代表は現地時間27日、ロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ最終戦で韓国代表と対戦し、0-2と敗れた。この敗戦により前回王者は1勝2敗となり、同国史上初の1次リーグ敗退の憂き目に遭った。そんななか、守護神マヌエル・ノイアーの“アタッカー化”によって喫した決定的な2失点目に、疑問を呈する声が上がっている。
初戦のメキシコ戦(0-1)でスコア以上の完敗を喫したドイツ。第2戦のスウェーデン戦も後半アディショナルタイムに決勝点を奪っての2-1辛勝と、王者らしからぬ余裕のない戦いぶりが続いていた。そして第3戦は格下の韓国との対戦で、序盤から相手ゴールに迫るものの、スコアを動かせないままゲーム終盤を迎えた。
そして後半アディショナルタイム3分、CKのピンチから痛恨の失点を喫してしまう。同時刻に行われていたもう1試合では、同じ勝ち点3で最終節を迎えていたスウェーデンが勝ち点6のメキシコを3-0とリードし、勝利をほぼ確実なものとしていた。そのためドイツは、勝ち点3を得なければ敗退が決してしまう絶体絶命の状況に追い込まれた。
その情報がノイアーの耳にも入っていたのか、失点後は前線まで駆け上がり攻撃に参加。しかしその直後、パスを受けたノイアーが相手守備陣の挟み撃ちに遭いボールを奪われると、そのままロングボールを蹴り込まれ、FWソン・フンミンに決定的な2失点目を無人のゴールに流し込まれた。
ノイアーのミスから招いた2失点目を受け、英紙「メトロ」は「ノイアーは不名誉な烙印を押された」との見出しを打って特集し、現在「BBCラジオ」で解説を務める元イングランド代表のクリス・サットン氏の辛辣なコメントを紹介した。