ドイツ史上初の1次リーグ敗退を招いた予兆 フンメルスが嘆く「2017年秋」以降の失速

不振のまま迎えたW杯 「最後に納得できる試合ができたのは…」

 予兆はあった。W杯が始まる前の国際親善試合では不調続き。イングランドやフランス、スペインと引き分け、ブラジルとオーストラリアに敗れた。開幕直前の8日に行われたサウジアラビア戦に2-1で辛勝し、これが2018年初勝利と不安を残したまま開幕を迎えていた。

 フンメルスは「僕らには取り組まなければならないポイントがいくつもある。最後に納得できる試合ができたのは2017年の秋だ」と語り、代表チームが長らくトップパフォーマンスを披露できていなかったと正直な胸の内を明かした。

歴史的敗退を喫したドイツ。次回の2022年W杯までヨアヒム・レーブ監督の続投は決定している。フンメルスをはじめ、MFトニ・クロースやMFメスト・エジルなどブラジルW杯優勝メンバーの多くが20代後半となり、世代交代も徐々に進められるはずだ。

 ロシアの地で辛酸を嘗めた大国は、ここから立ち直ることができるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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