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ブラジルが盤石の試合運びでセルビアに2-0勝利 E組首位通過、16強でメキシコと激突へ
パウリーニョが先制点、後半にCKからシウバが追加点を奪う
“サッカー王国”ブラジルが、ロシア・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント進出を決めた。現地時間27日のグループリーグE組の第3戦セルビア戦で、ブラジルは前後半に1点ずつを挙げる盤石の戦いぶりで2-0の勝利を収めた。
第2戦を終えて1勝1分のブラジルは、このセルビア戦で引き分け以上の結果を残せば決勝トーナメント進出が決まる。直前の試合で前回王者ドイツが敗退するという衝撃的な光景が起こったばかりだが、ブラジルは負傷によりDFダニーロとFWドウグラス・コスタがこのゲームを欠場した。
立ち上がりから攻勢に出たブラジルだったが、いきなりアクシデントに襲われた。相手選手との接触で頭を打ったDFマルセロがプレー続行不可能をアピール。前半10分にして早くもDFフィリペ・ルイスとの交代を余儀なくされた。
ブラジルはFWネイマールとFWガブリエル・ジェズスが、それぞれペナルティーエリア内左サイドから侵入し、至近距離からシュートを放つビッグチャンスを作り出したが、いずれもシュートは相手GKかDFにブロックされて得点ならず。
それでも同36分、ブラジルは中盤でMFフィリペ・コウチーニョがボールを持つと、浮き球を最終ライン背後に供給。そこに飛び出してきたパウリーニョが冷静に飛び出してくるGKをかわすループシュートを決めてブラジルが先制。1点リードで前半を終えた。
後半に入ると、突破のためには勝利が必要なセルビアが攻撃を仕掛け、ブラジルもカウンターで応酬する構図になった。しかし、セルビアが決定力を欠く場面が目立ち同点ゴールは生まれなかった。
すると同23分、ネイマールの左コーナーキックに、ニアサイドへ走り込んだDFチアゴ・シウバがヘディングで叩き込んで追加点を奪った。第2戦コスタリカ戦では、相手にボールを返したプレーを巡ってシウバに侮辱的なジェスチャーをネイマールがしたとして内紛危機になりかけた二人が、大きな2点目を生み出した。
その後は精神的にもダメージを負ったセルビアの足が一気に止まり、ブラジルが危なげなくゲームを支配。そのまま2-0で勝利し、決勝トーナメント進出を決めた。
同時刻開催のもう1試合はスイスとコスタリカが2-2で引き分け、決勝トーナメント1回戦では1位通過のブラジルがメキシコ、2位通過のスイスがスウェーデンと対戦する。
(FOOTBALL ZONE編集部)