「ヤヤ・トゥーレは出てくる」 日本代表が相手キーマンの強行出場を想定し対策を講じる
「(ミーティングで気になったのは?)やっぱり中盤。ヤヤ・トゥーレのところが目につきました。たぶん出てくるだろうという話をしていましたね」
イトゥ合宿の11日の練習後、シュツットガルトDF酒井高徳はこう語った。
2011年と12年シーズンに2年連続でアフリカ最優秀選手に輝いた身長191センチの巨人は、左太もも裏を痛めており、W杯初戦の日本戦に間に合うか注目されている。コートジボワールのサブリ・ラムシ監督は「100%ではないが、プレーできる状態だ。ヤヤなら100%に戻らなくてもいいプレーをしてくれるだろう」と出場に期待をしていたが、アルベルト・ザッケローニ監督もまた相手のキーマンの出撃を予想していた。
MF山口蛍(C大阪)も「(ASローマ)ジェルビーニョとヤヤかな」とコートジボワールの要注意人物に挙げた。
「ヤヤはボランチかトップ下かどちらで出てくるか分からないけど、下がって受けてるときはあんまり怖くない。でも、全員の意識が後ろにいったときに、ゆっくりと上がってくる。そこは注意しないといけない。単純なぶつかり合いをやったら勝てないけど、タイミングを見て挟み込んだり、ドリブルしているところを突いたり、飛び込んだりしたい」と対策を明かした。