日本人サポーターの“美しきゴミ拾い”が世界に浸透 「称賛に値するトレンドとなった」
日本人サポーターの美徳が対戦相手、そしてW杯参加国のサポーターを刺激
日本代表は現地時間28日、ロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ最終戦でポーランドと対戦する。2試合で1勝1分の勝ち点4と下馬評を覆す躍進が注目を集める一方で、日本人サポーターのスタンド清掃も脚光を浴びている。
「日本人ファンが、試合後のゴミ拾いで世界のW杯ファンにインスパイアを与えている」と見出しを打って特集したのは、アジアメディア「NEXT SHARK」だった。
コロンビア対日本戦(1-2)が行われたモルドビア・アレーナでの試合後、先ほどまで渾身の声援を送った日本のサポーターは、ゴミ袋を取り出してスタンドの清掃を始めた。その光景に触発された一部のコロンビア人サポーターも同じようにゴミを回収し始めたと伝えられている。
このスタジアムのゴミ拾いは、初出場となった1998年のフランスW杯から続けられ、コロンビアとの初戦でも世界から称賛を集めた。また、第2戦のセネガル戦(2-2)では、日本とセネガルのサポーターが共同してゴミ拾いを行う姿がスタンドにはあった。
同メディアが注目したのは、日本人サポーターの行動がその他のW杯参加国のサポーターに好影響をもたらしていることだ。
「より印象的なのは、この振る舞いが、今やその他のチームにとっても試合後の新たな慣習となっていることだ。例えばウルグアイ対サウジアラビアの試合後でも、このようなゴミ拾いが実施された」
ロシアW杯もグループリーグ最終日を迎え、30日からは決勝トーナメントがスタートするが、「日本人サポーターは称賛に値するトレンドとなった」と、日本人サポーターによるゴミ拾いは世界の名物として根付きつつあるようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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