ネイマールの重圧を気遣うレジェンド

　ブラジル代表FWネイマールは、ロシア・ワールドカップ（W杯）終了後にスペインの強豪レアル・マドリードへの移籍が噂されている。かつてレアルに所属し、ブラジル代表の先輩でもあるカカ氏は、「もしレアルと契約したいのであれば、ネイマールはそうするだろう」と、イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」に語った。

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　ブラジルのエースとしてロシアW杯に出場しているネイマールは、昨夏バルセロナからパリ・サンジェルマン（PSG）へと移籍。今年2月に右足を骨折した影響でシーズン後半を棒に振ったが、リーグ戦20試合で19得点を記録するなど、リーグ制覇に貢献していた。

　ネイマールのレアル移籍が報道されていることに対し、カカは「それは個人の決定だ。もし今、彼がレアルと契約したら、たぶん多くの人は彼がレアルに行くためにPSGに行っただけかもしれないと言うだろう」とコメント。その上うえで「ただ、それが彼が望むものならば、契約するために状況を整理しなければならない」と自身の見解を明かした。

「彼には常にプレッシャーがある。そしてブラジルでは信じられないほど、彼のパフォーマンスやヘアスタイル、彼が持つバックについてまで話している。彼は素晴らしい選手で有名人だから、それら全てを管理することは容易ではないよ」

　カカはネイマールのことを気遣いつつ、「彼は26歳になったが、成熟期に入っているとは言い切れない」と、さらなる成長を願った。そんなレジェンドの思いは通じ、ブラジルの10番はロシアでカナリア軍団を優勝に導くことができるのか。そして、レアル移籍の噂は真実なのか。今後もブラジルのエースから目が離せなくなりそうだ。