米メディアがなでしこの強さを分析 元女子米代表DF「相手の生命力を吸い取る」

「本当に圧倒的なチーム」

 マークグラフさんは、華麗なパスワークの裏に潜むなでしこのすごみについても口にした
「オーストラリア戦も見たけど、本当に圧倒的なチームよ。相手の生命力を吸い取ってしまうの。相手が死に絶えるまでパスをつなげる。相手チーム からすべてを絞り出してしまうの。だから、問題ではないと思う」
 元同国代表FWで2度W杯で優勝し、男女通じてサッカー史上最多352試合出場、130得点を誇るクリスティン・リリーさんは「あれは日本のゲームプランね。相手を圧倒する。相手チームを守らせて、ボールを追わせる。そして、ゴールを決めてしまう」とため息。
 フォウディーさんも「ひたすらボールを追いかける展開は本当に楽しみがないことを、みんな知っているものね。90年代にはずっとやってきたから」と続けていた。
 35度の酷暑のエドモントンで、なでしこジャパンは相手のプレスをかいくぐり、オーストラリア相手にボール支配率60%と圧倒。そして、オージー軍団はスタミナを奪われ、日本に決定機を数多くつくられた。そして、中 3日の準決勝イングランド戦も灼熱(しゃくねつ)のエドモントン、コモンウェルススタジアムが舞台となる。華麗なボール回しで相手のスタミナを絞り取る、なでしこの恐怖は再現されるのだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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