独代表FWロイス、批判相次ぐ司令塔エジルを擁護 「再び彼がプレーすると確信してる」
メキシコに敗れて国内では戦犯扱い 勝利したスウェーデン戦は出番なし
ドイツ代表FWマルコ・ロイスは、ロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ初戦のメキシコ戦に0-1で敗れて批判が相次いだ司令塔のMFメスト・エジルを擁護。「彼は僕らにとって非常に重要な選手」と語った。英紙「デイリー・スター」が報じている。
初戦のまさかの敗戦に続き、前回王者は第2戦もスウェーデンに大苦戦した。前半32分に先制点を献上。後半開始直後にロイスの一撃で同点としたが、同37分にDFジェローム・ボアテングが2枚目のイエローカードで退場処分となって数的不利を強いられた。しかし、ラストプレーとなった後半アディショナルタイム5分にMFトニ・クロースが芸術的なシュートを決めて土壇場で勝利を収めている。
そんな逆転劇の陰で、司令塔のエジルは最後までベンチを温めた。これまでドイツの攻撃を牽引していた男に対する国内からの批判は、いまだに収まっていない。だが、稀代のプレーメーカーのことをよく知るロイスは、エジルが韓国戦を含めたこの後の戦いで重要な役割を果たすことを期待しているようだ。
「我々は、ピッチ内外で一つのチームとなっていて、誰が何か言おうが問題ない。エジルはプレーをしていなくても、チームの一員としての姿を示し、僕らのためにチームにいる。彼は僕らにとって非常に重要な選手だ。彼は世界最高の選手の一人であり、僕は再び彼が今大会でプレーする姿を見ることを確信しているよ」
大会連覇を目指すドイツは、決勝トーナメント進出を懸けて27日にグループリーグ最終戦で韓国と対戦する。この大一番でエジルは出場し、輝きを取り戻せるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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