エースを輝かせた男 窮地を救った司令塔バネガを海外絶賛「メッシの爆発を手助け」
メッシにラストパスを通して先制点を演出 大一番でのスタメン起用に応える
ロシア・ワールドカップ(W杯)グループD、崖っぷちに立たされていたアルゼンチンは第3戦でナイジェリアを2-1で下し、逆転で決勝トーナメント進出を果たした。この試合で主将のFWリオネル・メッシに自由を与えた司令塔MFエベル・バネガの活躍が注目を浴びている。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。
アルゼンチンは前半14分にメッシが浮き玉のスルーパスに抜け出し、最後は右足で決めて先制。後半6分にPKで追いつかれたが、終了間際の同41分にDFガブリエル・メルカドのクロスをDFマルコス・ロホが右足のボレーシュートでネットを揺らして劇的な勝利を飾った。
もう一方の試合ではクロアチア(勝ち点9)がアイスランド(同3)に2-1で勝利したため、成績を1勝1分1敗としたアルゼンチンが最下位から2位に浮上し、逆転での決勝トーナメント進出を果たした。
今大会初ゴールのメッシがマン・オブ・ザ・マッチに選ばれて注目が集まるなか、この背番号10を輝かせたのが中盤で先発に抜擢されたバネガだ。先制ゴールの場面でメッシへのラストパスを通したのがこの司令塔で、アルゼンチン勝利の立役者となった。
「スカイ・スポーツ」の記事では、「(アルゼンチンに)問題は残されているが、一つの解決策となったのがエベル・バネガの残したインパクトとリオネル・メッシへのリンクアッププレー」と絶賛されている。
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