本田は新政権では構想外!? 伊紙が66%の確率で戦力外と報じる
現有戦力のFW2人はリストラへ
ACミランの日本代表FW本田圭佑が、シニシャ・ミハイロビッチ新監督の政権で来季構想外となる可能性が急浮上している。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。
今季サンプドリアを率いたミハイロビッチ監督はクラブ側と協議し、来季トップチームのメンバー構成を25人と規定。GKは3人、4バックとなるDFは9人、3ボランチのMFは6人、トップ下を含むFWは7人に設定したという。
ミハイロビッチ体制で前線7人のうち5人は、すでに決まっているという。トップ下でプレーするというイタリア代表ジャコモ・ボナベントゥーラ、そしてセビージャから獲得で合意寸前のコロンビア代表カルロス・バッカ、今季16得点を決めたメネズ、そして期限付き移籍から復帰するニアングと、マトリだといわれている。
記事では「メンバー25人の中で7つのFWのポストに2つしか空きがない。そして、他にメンバーは現在6人いる」と報じている。
度重なる故障に泣いたFWエルシャラウィには移籍のうわさが絶えないが、「生まれ変わろうとしている」と分析。本田については戦力的な評価ではなく、「ミランがアジア市場を開拓する中で唯一のアジアの選手」と指摘し、マーケットの側面ばかりを強調している。
そして、1月リバプールから移籍してきた元U-21スペイン代表スソについては「技術はあるが、これから見いだしていく」という。
その3人にチェルチ、ベルディ、ペターニャを加えた、6人のうち4人が戦力外になるようだ。シャフタール・ドネツクのFWルイス・アドリアーノの獲得もうわさされている。ミラン残留を熱望していた本田も残り枠6分の4、つまり66%の確率で戦力外となる危険性に直面している。
アドリアーノ・ガッリアーニCEOは「ミランに来た選手たちは誰も出て行きたくない」と語っているというが、記事では「それは本当のことだが、ドアまで誰かが送らなければならない」と伝えた。ミランの最前線で非情なリストラが進む可能性が高まっている。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images