「最年長で最速。そして最も重要な男」 王者ドイツ、32歳ベテランFWの重要性に脚光
ゴメスが史上3カ国目となるW杯連覇のキーマンとなるか
ディフェンディングチャンピオンのドイツはロシア・ワールドカップ(W杯)の初戦でメキシコに0-1で敗れ、第2戦でもスウェーデン相手に大苦戦の末に2-1で辛くも勝ち点3を手にした。ライバル国からの徹底マークに苦しむなか、チーム最年長として出場している32歳のベテランFWに注目が集まっている。ブンデスリーガ公式サイトが特集した。
天才パサーのMFメスト・エジル、スウェーデン戦で劇的な決勝ゴールを奪った司令塔MFトニ・クロース、守護神GKマヌエル・ノイアーなど各ポジションにワールドクラスを揃えているドイツ。2014年ブラジルW杯を制した大国は優勝候補の筆頭とも言われているが、ここまでは前回大会ほどの圧倒的な強さを示すことはできていない。
初戦のメキシコ戦は相手の徹底したプレスに苦しみ、カウンターから何度もピンチを招いて0-1で敗戦。続くスウェーデン戦も相手の堅い守りの前に大苦戦。そうした状況で流れを変えたのがFWマリオ・ゴメスの投入だった。
ドイツは後半開始と同時に1トップで孤立していたFWティモ・ヴェルナーを左サイドに移し、ゴメスを最前線に起用。すると後半3分、左からドリブル突破したヴェルナーのクロスに対してニアサイドでゴメスが相手を引き付けると、後ろから走り込んできたFWマルコ・ロイスが左足で決めて同点に追いついた。
page1 page2