サブの宇佐美貴史、初W杯に何を思う? 悔しさ吐露、感情を押し殺しながら――
セネガル戦後半42分にW杯初出場 「感じたことがないスピードで時間が過ぎた」
日本代表は現地時間24日、ロシア・ワールドカップ(W杯)グループステージ第2戦セネガル戦で2-2と引き分けた。後半42分から出場したMF宇佐美貴史は自身初のW初出場を飾った一方、サブに甘んじている現状について心境を告白。「いろんな感情が誰だってあると思います」と複雑な思いを口にしている。
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宇佐美は19日のW杯初戦コロンビア戦(2-1)でベンチとなり、最後まで出番が訪れないまま試合が終わった。だが続く24日のW杯第2戦セネガル戦で待望の瞬間が訪れる。後半42分、この日1ゴール1アシストのMF乾貴士に代わって宇佐美がピッチに送り出された。左サイドハーフに入ると、アディショナルタイムにはペナルティーエリア左からドリブルで打開し、シュートを放つも相手DFに惜しくも阻まれた。4分のアディショナルタイムが経過し、2-2のまま終了している。
自身初のW杯出場となった宇佐美は「あの時間帯で出て、今まで感じたことないスピードで時間が過ぎた。ロスタイムも併せた何分か分からないですけど、体感的には1分半ぐらいで終わった感じ」と振り返っている。
西野朗監督が就任して以降、左サイドを主戦場にレギュラー格と見られていた宇佐美だが、6月12日の国際親善試合パラグアイ戦(4-2)で乾が2ゴールを叩き込み、立場が逆転。W杯ではサブの立場に追いやられている。
「出たい気持ちは、全員100%、120%ぐらい持っている。W杯のメンバーに選ばれるためじゃなく、W杯に出るために全員今まで積み上げてきた。そこで出れないのは悔しいけれど、いろんな感情が誰だってあると思います」
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