“奇跡の生還”の陰で… 英雄マラドーナが熱すぎる応援でダウン、VIPルームに緊急搬送
スタンドで喜怒哀楽を爆発させ、試合終盤に関係者に両脇を抱えられて搬送
アルゼンチン代表は現地時間26日、ロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ最終戦でナイジェリアを2-1で下し、決勝トーナメント進出を果たした。この劇的な“奇跡の生還”に、英雄の体も極限状況に達したようだ。
アルゼンチンは前半14分にエースFWリオネル・メッシの今大会初ゴールで先制すると、同点で迎えた後半41分にDFマルコス・ロホが決勝弾を突き刺した。屈辱の敗退か、劇的なグループ突破か、愛する母国を元アルゼンチン代表MFディエゴ・マラドーナ氏もスタンドから後押ししたが、試合終盤にダウン。喜怒哀楽を爆発させた反動か、客席で突如グッタリとした状態になると、関係者に両脇を抱えられて運ばれる緊急事態となったとスペイン紙「マルカ」が報じている。
記事では「体調不良」と触れ、ベネズエラテレビ局「テレスール」で予定されていた試合後インタビューに登場することはできなかったという。関係者は「過労だが、状態は良い」と説明しており、病院で治療する必要はないほど回復したという。
過激な言動で物議を醸す天才だが、その人気はいまだ絶大で、スタンドでの喜怒哀楽ぶりは試合中でも各国テレビカメラが追うほど。決勝トーナメント1回戦のフランス戦でも、後輩たちに熱い声援を送る英雄の姿を見たいところだ。
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