英雄マラドーナ、アルゼンチンの“奇跡の生還劇”に大興奮 喜怒哀楽ギャラリーが話題
ロホの決勝弾で劇的なグループ突破 横断幕を掲げるなどいつも以上にヒートアップ
ロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグD組、ナイジェリア対アルゼンチンは終了間際の決勝点でアルゼンチンが2-1で勝ち切り、逆転での決勝トーナメント進出を果たした。この生還劇を選手と同等以上に喜んだのは、試合を観戦した英雄ディエゴ・マラドーナ氏だ。スペイン紙「マルカ」アルゼンチン版では、その喜怒哀楽の様子をフォトギャラリーとして配信している。
試合は前半14分にエースFWリオネル・メッシのゴールで先制したものの、後半6分にPKで同点に。勝利以外は敗退となる絶体絶命の状況で、後半41分に攻撃参加したDFマルコス・ロホが右足ボレーを叩き込み、九死に一生を得た。
ジェットコースターのような90分間を、VIP席で見守ったのは元アルゼンチン代表MFマラドーナ氏だ。今大会も全試合観戦し、その姿はたびたびテレビカメラに抜かれているが、同紙は「ナイジェリア戦でのマラドーナの苦しみ」とのタイトルでフォトギャラリーを掲載している。
スマートフォンで写真撮影を求めるアルゼンチンファンに対して、なぜかTシャツをめくって“へそ出しルック”になるサービスを見せる。またメッシのゴールが決まった瞬間には両手を広げて天に感謝すると、後光が差したようになった。そして自身の現役時代が描かれた極彩色の横断幕を持ち、大声で叫ぶなど“いつも以上”のマラドーナ氏が収められている。
ただスペイン紙「スポルト」によると、後半41分に決まったDFロホの劇的な勝ち越しゴールの際、マラドーナ氏はなぜか中指を突き立てたポーズをしたと写真を収められてしまった。あまりの劇的な展開に、感情のボルテージが振り切れてしまったのかもしれない。
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