「W杯大誤審10選」に韓国の疑惑の勝利も… 1位は44年後にドラマ生んだ世紀の判定
VARで誤審はなくなるのか!?
ロシア・ワールドカップ(W杯)は、開幕から連日熱戦が続いている。ゴールラインテクノロジーが前回のブラジルW杯から導入され、今大会からは新たにビデオ・アシスタントレフェリー(VAR)も実施された。そんな今大会は、より判定の確実性が増し、誤審やファウルの見落としは減っているはずだ。
だが、過去を振り返れば、W杯では様々な誤審によって、その歴史に傷跡を残してきた。スペイン紙「マルカ」は、これまでのW杯での「誤審ワースト10」をランキング化。2002年の日韓W杯準決勝の韓国対スペイン戦で起こった2件のゴール取り消しスキャンダルも、不名誉な負の歴史としてランクインした。
この誤審ランキングは「このテクノロジーはフットボールとW杯の一部となった、いくつかのエピソードを回避できたかもしれない」という書き出しから、カウントダウン形式でスタートする。
10位は、2010年南アフリカW杯で、アルゼンチンのFWカルロス・テベスが、メキシコ戦で決めたオフサイド弾が選ばれた。「テベスのオフサイド騒動」と題したワンシーンは、「ストライカーの背後にディフェンダーはいなかった。ゴールキーパーすらもいなかったが、ゴールは取り消しにならなかった」と紹介された。
前半25分に、メッシのスルーパスに抜け出したテベスが、飛び出してきたGKと交錯してボールがこぼれる。これをメッシがループでパスし、テベスはヘディングでゴールへと押し込んだ。このときテベスは明らかにオフサイドポジションにいたが、この得点は認められてしまった。