母国の英雄マラドーナが不振のメッシを全面擁護 「君の責任では全くない」
非難されるエースに熱烈エール
アルゼンチン代表は現地時間26日、ロシア・ワールドカップ(W杯)16強進出を懸けてナイジェリアとの一戦に臨む。いまだ不発のFWリオネル・メッシ(バルセロナ)に批判が集まっているが、英雄ディエゴ・マラドーナ氏は「君の責任では全くない」と擁護に回っている。スペイン紙「スポルト」が報じた。
21日に行われたクロアチア戦の試合前、国歌斉唱でいかにも不安そうにうつむくメッシの姿があった。キックオフしてからも精彩を欠き、チームも0-3で大敗。アルゼンチン史上最高の天才は、いまだチームに勝利をもたらすことができていない。
地元メディアは、不振のエースに非難の矛先を向け、責任を問い続けている。この状況に、マラドーナ氏が全面擁護に打って出た。同氏はメッシに対する熱烈な愛情を言葉でこう表現した。
「レオよ、私は君と話したいんだ。君には全く非がないんだ、と伝えたい。全くもって君の責任ではない。私は君を愛している。いつだって尊敬しているんだ」
マラドーナ氏が母国を率いた2010年の南アフリカW杯では、厚い師弟関係で結ばれていた二人。英雄は「メッシはあの大会、私の下で卓越した存在だった」と、かつての愛弟子を批判から守った。この愛情あふれるエールに、メッシはゴールと勝利で応えることができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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