これぞFW岡崎の真骨頂! 二度の転倒で本田弾をお膳立て、称賛に値する“泥臭さ”
W杯セネガル戦、本田ゴールの陰に岡崎の奮闘 称えるべき“らしさ”の詰まったプレー
MF本田圭佑のゴールは、この男なくして生まれなかった。日本代表は現地時間24日、ロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ第2戦でセネガルと2-2ドロー。後半33分に本田が貴重な同点弾を叩き込んだなか、盟友のFW岡崎慎司が二度の転倒で相手を引き付けてゴールを演出した。決して華麗とは言えないが、岡崎の“らしさ”が詰まったプレーは称賛に値するものだった。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
前半11分、日本はGK川島永嗣のパンチミスからFWサディオ・マネに決められて失点するも、同34分にMF乾貴士が技ありのシュートを突き刺して同点に追いつく。後半26分にはマネを起点に崩され、最後はDFムサ・ワゲに豪快な一撃を叩き込まれて再びリードを許した。劣勢の日本は直後の後半27分、MF香川真司に代わって本田を投入。同30分にはMF原口元気に代わって岡崎を入れ、反撃態勢に打って出た。
そして西野朗監督の采配が見事に奏功する。同33分、FW大迫勇也がゴール中央にクロスを送ると、岡崎が相手GKともつれながら倒される。ボールはそのまま流れるも、ファーサイド側でこぼれ球を拾った乾が中央へリターンパス。倒れていた岡崎はすぐさま立ち上がってシュート態勢に入るが、再びGKと交錯してピッチに倒されてしまう。だが、岡崎の奮闘により全てのお膳立てが整った。
乾のパスは岡崎に合わなかったものの、その背後にフリーでいた本田が利き足の左でミート。巧みに流し込んで同点ゴールを奪うとともに、本田は2010年W杯から3大会連続弾の偉業を成し遂げた。ゴール前に走り込んでいた本田の嗅覚も特筆に値するが、それ以上に称えるべきは、やはり岡崎のプレーだろう。