テベス、16歳でデビューの古巣ボカ復帰が正式決定

ヨーロッパでのプレーは今季で見納めか

 アルゼンチン代表のFWカルロス・テベスが、古巣のボカ・ジュニアーズへ復帰することが決定した。テベスもベンチ入りしていた南米選手権の準決勝、アルゼンチン対コロンビア戦の最中に、ボカがクラブのツイッターを通じて発表した。
 
 テベスはベスト4を懸けた、この一戦でベンチスタートだったものの、後半から途中出場。PK戦では7人目のキッカーとして登場し、勝利を決めるPKを決めた。
 
 ボカのダニエル・アンへリッシ会長は26日、ESPNに対して「コパ・アメリカ終了後(現地時間4日に決勝戦)、カルロスは我々と契約を交わし、その後に短い休暇に入る」と話 していた。7月15日にはチームに合流する見通しとなっている。
 
 またアンへリッシ会長はクラブの公式サイトでテベス獲得に関して喜びを語っている。
 
「今日という日は喜びと満足に満ちている。カルロス・テベスの帰還はボカのサポーターにとって素晴らしいニュースとなる。カルロスの存在で、我々の素晴らしいスカッドはさらなる飛躍を遂げるだろう」
 詳細な契約内容はまだ明かされていないが、アンへリッシ会長は金銭ではなく若手選手の譲渡による獲得を示唆していた。18歳のMFギド・バダラをはじめ、同じく18歳のMFフランコ・クリスタルド、19歳のFWクリスティアン・パボンら複数の若手有望選手がユーベに渡ると見られている。
 
 テベスは、以前から16歳でデビューを果た したボカでの引退を夢見ていると公言してきた。31歳となったが、今季もセリエA20得点を挙げ、ユベントスのリーグ4連覇に貢献した。すでに、ユベントスのチームメートであるMFクラウディオ・マルキージオがツイッターを通じて「幸運を。ファンタスティックなこの2年間に感謝を言うよ」とテベスのアカウントへ向けて別れのメッセージを送っていた。この活躍がヨーロッパでの最後のシーズンとなりそうだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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