「史上最高のオフサイドトラップ」「天才的な革新」 日本の“巧妙な戦術”に海外騒然
日本がセネガル戦で見せたワンプレーが脚光を浴びる
日本代表は現地時間24日に行われたロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ第2戦でセネガル代表と対戦し、2-2と引き分けた。決勝トーナメント進出に向けて両者とも貴重な勝ち点1を積み上げる形となったが、英メディアは日本が仕掛けた“あるプレー”にスポットライトを当てている。
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この試合で日本は、二度に渡りリードを奪われる展開となったが、MF乾貴士とMF本田圭佑のゴールで2-2のドローに持ち込んだ。90分間にわたって白熱した攻防が繰り広げられたなか、英メディア「JOE.co.uk」は前半終了間際に日本が仕掛けたオフサイドトラップに注目している。
「日本がセネガル戦で史上最高のオフサイドトラップを披露」と見出しを打って特集を組むと、リスクのかかるオフサイドトラップの際に日本が見せた完璧な連携に賛辞を送っていた。
「オフサイドトラップは巧妙な一仕事だ。全体の同期に失敗し、一人でもラインに残れば、対戦相手がゴール前にフリーでボールを与えることは避けられず、そうなればもう手遅れだ。一方で、オフサイドトラップはフットボールの醍醐味であり、相手攻撃陣を無効化にできる。W杯でも、そのお手本となるような場面があった。サムライブルーはセネガルに対し、対戦相手とは真逆の方向へ完璧に一致する駆け出しを見せた。リスクの伴う戦術だが、上手くいけばこのように一網打尽にできる」
記事では「W杯の残りの試合でも、日本のこの天才的な革新を真似るチームが出てきても、それは驚きではない」と、日本の印象的なオフサイドトラップを他国も採用してくる可能性についても触れた。
初戦で強豪コロンビアを2-1で撃破して世界的な反響を呼び、セネガル戦で見せた緻密なオフサイドトラップも脚光を浴びている。大会前は下馬評の低かった日本だが、今ではロシアW杯の注目株の一つに数えられていると言っても過言ではなさそうだ。