乾をW杯の大舞台で輝かせた課題と“世論” 「決定力がないとサッカー人生で言われてきて…」
コロンビア戦で決定機を外していたなか、前半34分に右足を一閃して大会初ゴール
決定力がないとサッカー人生――。そういった評判をロシア・ワールドカップ(W杯)という大舞台で払拭した。日本代表MF乾貴士は現地時間24日のグループリーグ第2戦のセネガル戦で先制ゴールを含む1得点1アシストの活躍を披露。「日本のためにできるのは自分としても光栄なこと」と自身のプレーを振り返った。
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乾は0-1で迎えた前半34分、ペナルティーエリア左の位置から右足を振り抜き、ゴール右隅へ正確なシュートを叩き込んだ。初戦のコロンビア戦では決定機を外していた乾だが、このセネガル戦で期待に答えてみせた。
「迷ったんですけど、あの角度では(長友)佑都くんもシュートを打てないと思った。上手くゴール方向を向けた。シュートも少ない時間帯で、思い切って打った結果だと思う」
「左で上手くコンビネーションができていると思うし、そこでチャンスを作っている手応えはある」と自信を深めている一方で、乾は「2点目を取るチャンスもあったので、あの1点には満足していない」と決して慢心を示すことがない。「決定力がないとサッカー人生でずっと言われてきて、それは自分でも分かっている。やっている以上、気にせずにやり続けるしかない」と自分自身の課題を冷静に見つめ、チームプレーに徹するという姿勢を貫いている。
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