韓国の英雄アン・ジョンファン、母国のW杯敗退危機にショック 「私も泣きたかった」
エースFWソン・フンミンの一撃で意地を見せるもメキシコに1-2で敗戦
韓国代表は現地時間23日、ロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ第2戦でメキシコに1-2で敗戦。大会2連敗を喫し、自力での決勝トーナメント進出の可能性が潰えた。元韓国代表FWアン・ジョンファン氏は、「私も泣きたかった」と突き付けられた現実にショックを受けたことを明かしている。韓国紙「中央日報」が報じた。
韓国は前半26分、JリーグのFC東京でプレーするDFチャン・ヒョンスが相手のクロスを腕で阻止してしまい、ハンドを取られてPKを献上。これをメキシコFWカルロス・ベラに決められて先制を許した。後半21分にも、メキシコ得意のカウンターの餌食となって2失点目。後半アディショナルタイムにエースのFWソン・フンミンが左足の強烈なミドルシュートを突き刺して1点を返したが、そのまま1-2で敗れた。
ソン・フンミンは試合後に号泣し、「申し訳ない」と母国のファンに謝罪の言葉を残したが、2002年日韓大会の韓国代表メンバーで、ロシアW杯で韓国放送局「MBC」の解説を務めているアン・ジョンファン氏も選手と同様の心情のようだ。
「ソン・フンミンだけでなく、ほとんどの選手が泣いた。選手たちの涙を見れば分かる。涙にたくさんのことが含まれている。私も泣きたかったが、放送中だったので心で一緒に泣いた」
2002年日韓W杯ベスト4進出の立役者であり、大会後にはJリーグの清水エスパルスと横浜F・マリノスでプレーしたアン・ジョンファン氏は後輩たちを心配した。
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