C組の1位通過オッズでは日本は3番手

　それでは気になるグループCでの日本戦3試合の勝敗オッズを人気順に見てみよう。

【第1戦】コートジボワール勝利2.5倍　日本勝利3倍　　　　　引き分け3.1倍

【第2戦】日本勝利2.5倍　　　　　　　ギリシャ勝利2.875倍　引き分け3.1倍

【第3戦】コロンビア勝利1.8倍　　　　引き分け3.5倍　　　　日本勝利4.3倍

　1番人気だけを取り上げると、日本の1勝2敗。しかし、コートジボワール戦のオッズは本当に僅差で、日本の2勝1敗は非常に現実的。コロンビア戦の引き分け3.5倍も充分に有り得る数字だ。

　絶望的な数字というのは、例えば6月21日のアルゼンチン対イランの「アルゼンチン勝利1.15倍、引き分け7倍、イラン勝利17倍」や、23日のカメルーン対ブラジルの「ブラジル勝利1.18倍、引き分け6.5倍、カメルーン勝利15倍」といったものだろう。

　それに比べれば、コロンビア戦のオッズは日本にも勝機があるものだ。

　グループCの1位通過オッズは、コロンビア1.8倍、コートジボアール4.5倍、日本5倍、ギリシャ8倍。やはりここでもコートジボワールがやや上位だ。

　しかしコートジボワール優位の予想も大陸別の優勝オッズを見ると納得する。ちなみに1位は欧州の1.8倍、2位が南アメリカの1.9倍。以下、全く望みがない数字でアフリカ51倍、北米81倍、アジア126倍と続くのだが、このオッズから、W杯でのアフリカとアジアの実績差が、日本とコートジボワールの“僅差”に結びついていることが読み取れる。

　つまりこのオッズは、これまでの大陸別のW杯実績が現時点の日本とコートジボワールの差に反映されており、今回のブラジル大会における実際の実力差ではないと考えていいだろう。

　またこのオッズから、C組の2位通過は、日本とコートジボワールとの激しい争いになると予想される。とすれば、初戦の直接対決の結果がベスト16進出を大きく左右するのは明白だ。

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