熾烈なG組首位争い イングランドとベルギー、直接対決で引き分けた際の順位決定法は?

イングランド代表・ケイン(左)、ベルギー代表・ルカク(右)【写真:Getty Images】
イングランド代表・ケイン(左)、ベルギー代表・ルカク(右)【写真:Getty Images】

反則ポイントが首位を決める要素になる可能性も 決勝Tでは日本のいるH組と対戦

 ロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグG組は、ベルギーとイングランドが2連勝で順当に決勝トーナメント進出を決めた。しかし、1位通過を懸けた争いは熾烈を極め、順位決定に“レアケース”が用いられる可能性がある。

 ベルギーとイングランドはそれぞれパナマとチュニジアを相手に難なく2連勝。2試合終了時点で勝ち点6、得失点差プラス6、総得点8と全ての数字が並んだ。

 28日の第3戦はこの両者の直接対決となるが、引き分けに終わった場合は当然ながらこの全ての数字が並んだまま。その際は反則ポイントで1位通過が決まることになる。警告がマイナス1、警告2回の退場がマイナス3、一発退場がマイナス4、警告と一発退場の組み合わせがマイナス5と計算されて比較される。

 2試合終了時点で両者はともに退場者を出していないが、警告の回数はベルギーが3回、イングランドが2回とわずかな差がついている。もちろん、勝敗がつけば勝ったチームが1位通過になるが、引き分けとなれば試合中のカードの枚数によって順位が変動することになる。そして、仮に試合が引き分けで終わった時に反則ポイントの数まで並んでいた場合には、抽選で1位通過チームが決まる。

 G組は決勝トーナメント1回戦で日本の入るH組の通過チームと対戦するが、W杯の大舞台で珍しい光景が繰り広げられることになるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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