イングランドが6発大勝で決勝T進出 主将ケインが同国史上3人目のハットトリック達成
前半だけで5点を奪う、“史上5度目の猛攻”で一気に勝負を決める
ロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ第2戦で、“フットボールの母国”イングランドが前半だけで5得点を奪うなど一方的な展開で初出場のパナマに6-1で圧勝。主将FWハリー・ケインはハットトリックを達成し、今大会の得点ランキングでもトップに躍り出た。
イングランドは前半8分にコーナキックからDFジョン・ストーンズがヘディングシュートを決めて先制。さらに続く22分には初戦チュニジア戦で2得点のケインがPKを成功させてリードを広げた。
前半36分にはパス交換から持ち込んだMFジェシー・リンガードがミドルシュートをゴール右隅に蹴り込んで3点目。イングランドにとってはこれが今大会オープンプレーから奪った最初のゴールとなった。その後も同40分にはセットプレーからストーンズがこの日2点目をゲット。アディショナルタイム1分にはケインが再びPKを決めて前半だけで5点のリードを奪った。
データ分析会社「オプタ」によれば、イングランドがW杯本大会で前半に5得点を決めたのは史上初。W杯の歴史上でも2014年ブラジル大会の準決勝でドイツがブラジルを7-1で粉砕した「ミネイロンの惨劇」などを含む史上5度目の珍事となった。
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