韓国のラフプレーにメキシコ監督が怒り 1試合のファウル数24回は今大会最多
オソリオ監督が試合後に苦言 「必要な対策を求めたい」
韓国代表は現地時間23日に行われたロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ第2戦のメキシコ戦で1-2と敗れ、2連敗でグループリーグ突破が厳しい状況となった。トットナムFWソン・フンミンの豪快なゴールで意地を見せた韓国だが、メキシコ代表を率いるフアン・カルロス・オソリオ監督は、今大会最多となるファウル数24回という数字に苦言を呈している。フランス紙「レキップ」などが一斉に報じた。
初戦で王者ドイツを撃破したメキシコは、この日もFWカルロス・ベラのPKで先制点を奪うと、チチャリートことFWハビエル・エルナンデスの代表通算50ゴールで追加点を奪い2連勝を果たした。
だが、相手チームの戦い方には怒りを隠しきれなかった。
「いいか、我々は普段レフェリーに対して話題にしない。しかし、私を心配させる重大なことが存在した。レフェリーは自分たちで結論づけてもらうしかない。議論の必要がない明確な事実が存在する。24回のファウルだ。このファウルを誰が誰に対して行ったかは、火を見るより明らかだ」
オソリオ監督は試合後、怒りを露わにした。FIFA(国際サッカー連盟)の公式記録によれば、この試合で韓国が記録したファウル数24回は、今大会ここまでで最多。韓国は第1戦のスウェーデン戦(0-1)でも23回のファウル数を記録しており、2戦合計47回も参加国で最多となっている。
2連勝で決勝トーナメント進出をほぼ手中に収めたメキシコだが、負傷者を招きかねない韓国のラフプレーに対し、オソリオ監督は不満を露わにしていた。
「私はフットボールと有能な選手たちのために、必要な対策を求めたい」
この試合を裁いたセルビア人主審のミロラド・マジッチ主審にも苦言を呈したオソリオ監督。2連敗で崖っぷちとなった韓国だが、激しいプレーによって対戦相手から怒りを買ってしまったようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)