オランダ戦で花開いた「女性版バルセロナ」と、前回大会優勝時に称された美しい連係だけが、日本の武器ではない。今大会4試合で全て1点差勝利を飾ってきた、粘り強さ、勝負強さこそが前回覇者の証しでもある。準々決勝で今大会最大の試練を迎えることになる、なでしこジャパン。佐々木則夫監督は失点以外で好プレーを見せた海堀を先発させるのか、1次リーグに続くローテーション起用を続けるのか。そして、体格に優れる相手の前線からの圧力をいかにかいくぐるのか。こういった要素が勝負の分かれ道となるかもしれない。 【了】 サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images