移籍市場連敗のミラン、ついに補強に成功 イタリア代表MF獲得へ

今夏最初の補強は24歳の実力派

 今夏の移籍市場において連敗街道を突き進んでいたACミランだが、ようやく新戦力の補強に成功したようだ。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が伝えている。
 その選手は、アンドレア・ベルトラッチ。ローマのユースで育った24歳は、年代別イタリア代表に名を連ね、イタリア代表に選出されるまでになった実力派。ローマと共同保有の形で2012シーズンからジェノアでプレーし、今季は34試合出場で6ゴールとフル稼働した。先日、ローマが850万ユーロ(約12億円)で残りの保有権を買い取る形で復帰することが発表されていた。
 しかし、ミランは獲得を諦めず、ローマに対してあらためてオファー。2000万ユーロ(約28億円)にミランでの成績次第で200万ユーロ(約2億8000万円)のボーナスを加える移籍金を支払うことで、交渉が決着したもようだ。ベルトラッチ自身には年俸150万ユーロ(約2億円)の4年契約が提示されているという。
 シニシャ・ミハイロビッチ新監督はイタリア「スカイ・スポーツ」のインタビューに対して「ベルトラッチは素晴らしい選手で、すごく好みのタイプだ。ミランの選手らしい特徴を持っている」と語り、満足している様子がうかがわれる。
 記事には「やっとのことで笑顔の時間」と記されている。コロンビア代表FWジャクソン・マルティネスやフランス代表MFジョフリー・コンドグビアの争奪戦に土壇場で敗れたミランが、初めての補強成功を喜んでいると伝えている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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