大混戦のF組、突破条件は? 最終戦の結果で3チームが並ぶケースが“2パターン”あり
王者ドイツの初戦黒星が引き起こした僅差の大混戦
ロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ第2戦を終え、前回王者ドイツのいるF組は大混戦になった。最終戦の結果次第では、“レアケース”である勝ち点で3チームが並ぶ可能性が2パターンも残されている。
混戦のキッカケは第1戦だった。ドイツは周到に準備されたメキシコのカウンター攻撃の前に陥落し、0-1と敗戦した。1位通過が当確と見られていたドイツの黒星スタートに加え、スウェーデン対韓国も1-0の決着と点差がつかなかった。
そして第2戦では、メキシコが韓国を相手に2点リードしながら試合終盤の失点で2-1と1点差に持ち込まれた。そしてドイツもスウェーデンに苦戦し、最後の最後にトニ・クロースの勝ち越しゴールで2-1と勝利している。つまり、4試合すべてが1点差の決着となった。
これにより、最終戦を前にした勝ち点はメキシコが「6」、スウェーデンとドイツが「3」、韓国が「0」だ。しかし、最終戦のカードが複雑な状況を考えられるものにしている。
[第2戦終了時のグループF順位表]
1位 メキシコ(勝ち点6) 2勝0分0敗/3得点・1失点/得失差+2
2位 ドイツ(勝ち点3) 1勝0分1敗/2得点・2失点/得失差0
3位 スウェーデン(勝ち点3) 1勝0分1敗/2得点・2失点/得失差0
4位 韓国(勝ち点0) 0勝0分2敗/1得点・3失点/得失差-2
[第3戦の対戦カード]
メキシコ vs スウェーデン
韓国 vs ドイツ
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