3冠バルセロナを徹底解剖 今季最もパス成功率が高かった選手とは?

イニエスタを凌いだ2人の苦労人

 今季のバルセロナは、ルイス・エンリケ監督が就任1年目にして黄金期を築き上げたペップ・グアルディオラ元監督以来の4季ぶり3冠を達成した。
 UEFAチャンピオンズリーグ決勝戦では、ユベントス相手に格の違いを見せつけて優勝を果たした。ボール支配率は68%、パス本数はユベントスの284本を倍近く上回る504本と、バルセロナの伝統であるパスサッカーは確実に復活を遂げた。
 FWリオネル・メッシ、FWルイス・スアレス、FWネイマールが形成する「MSN」が年間120得点以上のゴールを積み上げ、南米トリオに多くの注目が集まった。だが、バルセロナの真骨頂で あるパス回しの軸となるパス成功率のトップ5は以下の通りとなっている。
1位(同率) MFセルヒオ・ブスケツ /  DFハビエル・マスチェラーノ 92%
3位 MFアンドレイ・イニエスタ 91%
4位 DFジェラール・ピケ 89%
5位 MFイバン・ラキティッチ 88%
 バルサと、スペイン代表においてもパスサッカーの中核を担うイニエスタを抑えて1位に輝いたのは、守備に多大なる貢献をしているブスケツと、マスチェラーノだ。
 90%を超えるパス成功率を誇る彼らによってビルドアップも安定。高いラインを維持することが可能となっている。それにより、相手陣内で選手が近い距離を保ち、圧倒的なボールポゼッションで攻め切ることができるのも、今季のバルセロナの強みだ。

 

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