「奇跡という言葉が独り歩きしている」 西野監督、コロンビア戦の勝利は“必然”と主張
セネガル戦の前日会見で海外記者から“サランスクの奇跡”について問われ…
日本代表の西野朗監督は23日、ロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ第2戦セネガル戦を前に試合会場のエカテリンブルク・アレーナで前日会見に出席。コロンビアに勝つのは「小さな奇跡」だと表現したことを改めて問われ、「奇跡という言葉が独り歩きしている」と胸中を語った。
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バヒド・ハリルホジッチ前監督の解任に伴い、新指揮官に就任して2カ月。19日のコロンビア戦でW杯初陣を迎えた西野監督の采配は冴えわたった。トップ下で先発起用したMF香川真司が先制PKを決めれば、ボランチに入れたMF柴崎岳がリズムを生み、CBに抜擢したDF昌子源もディフェンスで奮闘。後半25分から投入したMF本田圭佑が決勝アシストをマークし、W杯史上初めてアジア勢が南米勢を破るアップセットを演じた。
西野監督と言えば、1996年アトランタ五輪でグループリーグD組第1戦において、王国ブラジルを1-0で破る“マイアミの奇跡”を導いた采配で知られる。海外メディアはコロンビア戦の勝利を“サランスクの奇跡”と称し、“奇跡の演出家”として報じられたが、前日会見では海外の記者から改めて「奇跡」について質問が飛んだ。
「日本でコロンビアに勝つのは小さな奇跡だと話したが、その見通しは間違っていたのではないか」
このように問われた西野監督は、「また奇跡を起こせますか、という質問を受けたので、コロンビアに勝つのは小さな奇跡だと話しました」と切り出した。
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