アルゼンチン代表、不協和音の余波拡大 同国記者が“メッシ代表引退提言”で改革を主張
“メッシ依存”の結果、GL敗退危機…「メッシはアルゼンチン代表を保有している」
アルゼンチン代表はロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグで1分1敗とまさかの低調ぶりで、ホルヘ・サンパオリ監督と選手間の不和も表面化するなど事態は深刻だ。アルゼンチン国内でも不満は高まっており、スペイン紙「マルカ」にはジャーナリストがFWリオネル・メッシの代表引退を提言する記事まで掲載されている。
メッシはアイスランド戦(1-1)でのPK失敗、そしてクロアチア戦(0-3)では相手の組織的な守備の前に存在感を消されてしまった。いまだ今大会無得点で、なおかつチーム全体の“メッシ依存”は深刻だが、同国で著名なジャーナリスト、フェルナンド・ニンブロ氏は「メッシはアルゼンチン代表を保有している」と切り出し、このような厳しい提言を記事にしたためている。
「彼はアルゼンチン代表の監督のようなもので、“お友達”とプレーすることを決めているし、そのお友達と結果を受け入れている。弱いチームで、チームからはハートが感じられない」
メッシに対して“忖度”しすぎたチーム構成に問題が発生しているのだと話している。その怒りの矛先は、かつてバルセロナのチームメイトだったMFハビエル・マスチェラーノにも向かっている。
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