「ミスの何が悪い」発言の本田…「失点につながらなかった、良かった、以上」の真意
失点につながるミスは別物「もちろんまずい」
結果論で言えば、本田のミスはピンチこそ招いたが、失点につながっていない。その意味では本田の言葉通りだろう。だが客観的に見れば、看過できるミスではなかったのも事実だ。もっとも、本田には本田の言い分がある。
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「相手に股抜きして失敗もあるかもしれない。どれだけ度胸が座って、ミスを恐れずにプレーできるか」
サッカーにミスは付き物であり、リスクやミスを恐れていてはプレーできない。本田は股抜きを例に出し、積極性の重要性を説く。とはいえ、失点につながるミスに関しては別物としている。
「そのミスが結果、失点につながったりしたらもちろんまずいですけど、そこはせめぎ合いだと思っている」
プレーは勇怯に大きく左右される。W杯という舞台だからこそ、一層ミスを恐れないメンタルが不可欠と本田は主張したかったのだろう。軽率なミスであったのは誰が見ても明らかだ。しかし2010年、2014年とW杯2大会連続ゴールを叩き込んできた男は、その強気な姿勢で結果を残してきた。本田の発言は賛否が分かれそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部・大木 勇 / Isamu Oki)
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