本田圭佑の土台を築いた“王様”の存在 「サッカーを違う角度から見るようになった」

「将来の夢」を決定づけたペレの生き方

 本田自身も決して裕福とは言えない幼少期を過ごしたという。そのなかで、サッカーに人生を懸けるペレ氏から大きな刺激を受けた。本田は「僕自身は彼ほど貧しいわけではなかったですけど、すごくインスパイアされました」と言い、ペレ氏の影響で「サッカーを違う角度から見るようになった」とまで口にした。

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「サッカーがゲーム以上のものになりました。それは打開策でした。サッカー選手の見方も変わりました」

“サッカーの王様”と称され、世界中で語り継がれる伝説の10番は、転がるボールに胸を焦がす者たちにとってのアイドルであり続ける。

 本田は小学生の頃の卒業文集に「将来の夢」というタイトルで、「Wカップで有名になって、僕は外国から呼ばれて、ヨーロッパのセリエAに入団します。レギュラーになって10番で活躍します」と、未来の自分を描いていた。そのきっかけとなったのは、モノクロのビデオテープの中でひと際輝くブラジルの10番の姿だった。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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