W杯敗退危機のアルゼンチンに新展開 選手がサンパオリ監督の解任要求と海外紙が報道
ブルチャガ技術委員長は次のナイジェリア戦までは続投を明言したとされるが…
アルゼンチン代表は現地時間21日のロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ第2戦でクロアチアに0-3と完敗を喫した。2試合で勝ち点1と前回大会の準優勝国は敗退の危機に直面しているが、選手からはホルヘ・サンパオリ監督の解任を要求する声が挙がっているという。スペイン紙「AS」が報じている。
崖っぷちに立たされ、空中分解も囁かれたアルゼンチン代表が新たな展開を迎えている。
記事によると、選手はサンパオリ監督の解任を要求。これに対し、代表チームの技術委員長を務めるホルヘ・ブルチャガ氏はグループリーグ最終戦のナイジェリア戦まで指揮官を続投させることを明言したという。
クロアチア戦後、サンパオリ監督は会見で、「チームがメッシのプロジェクトに適応できていない」と選手たちを批判するような言葉を発したとされる。取材エリアで記者から監督のコメントを伝え聞いたFWセルヒオ・アグエロは、「好きなことを言わせておけばいい」と言い放ってその場を立ち去っている。
サンパオリ監督はチリ代表を率い、2015年に南米選手権を制覇。その後、スペインの名門セビージャで指揮を執ったが、「メッシを指導したい」と母国の代表監督に就任していた。
すでに、アルゼンチンサッカー協会はジェラルド・マルティーノ、エドガルド・バウザ元監督に対する違約金に2000万ユーロ(約26億円)を支払っている。サンパオリ監督は就任時に2022年まで契約を結んでいるが、記事では「W杯後に契約解除になると見られている」と報じている。
悲願のW杯タイトル獲得を誓うメッシを中心にロシア大会に挑んだアルゼンチンだったが、空中分解の危機に直面している。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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