「GK川島は100%外す」 元日本代表FW城彰二が提言、セネガル戦の理想布陣
コロンビア戦のFKから喫した失点は看過できないミス
W杯のような短期決戦ではコンディションの良いメンバーを揃えることが重要で、その意味では初戦で足を痛めた柴崎岳らの状態を見る必要はある。同時に、コロンビアに勝利するという勢いを生み出した先発11人であり、「勝っている時はメンバーをいじらない」という定石に照らし合わせれば、同じ布陣で臨むことが望ましいだろう。
しかし私が監督なら、GK川島は100%外す。前述したとおり、コロンビア戦のFKから喫した失点は看過できないミス。世界各国のメディアもあのシーンを取り上げているが、あれを止められないのはあり得ないとの評価で、残念ながら日本の穴と見られてしまっている。シュートへの反応も一歩、二歩遅く、現時点でパフォーマンスが安定していない以上、東口順昭か中村航輔を起用すべきだろう。
また、もう一人状態が気になるのがボランチの長谷部誠だ。キャプテンとして重要な存在だが、コロンビア戦のプレーを見る限りは少し動きが重い。コンディションがあまり良くないと感じるので、ここは一度休ませる意味でも山口蛍への交代は現実的な選択肢だろう。
セネガルはアフリカ特有の個の強さがあり、局面でのプレーに関してはやはり怖さを感じるが、一方でサイドや裏のスペースへのケアは甘く、相手に簡単に抜け出されるシーンも散見される。コロンビア戦と同様、攻守に連動するサッカーを展開できれば、日本にも十分勝機はあると思う。
(FOOTBALL ZONE編集部)