アルゼンチンGKカバジェロの痛恨ミスに激震止まず 「歩く大災害」「愚かすぎる」
クロアチアにみすみす先制点を献上し、試合にも0-3で完敗とGL敗退危機に
アルゼンチンは現地時間21日、ロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ第2戦でクロアチアに0-3と大敗を喫した。2試合を消化して1分1敗と絶体絶命な状況に追い込まれたが、世界を騒然とさせたのが先制点を与えた守護神のウィリー・カバジェロだ。
その瞬間は突如訪れた。0-0で迎えた後半8分、カバジェロが味方のバックパスにダイレクトで対応しようとしたところ、浮き球の返球が短くなってしまった。プレスをかけていたクロアチアFWアンテ・レビッチへの絶好の“アシスト”になってしまい、右足ボレーでネットを揺らされてしまった。
まさかの凡ミスで失点を喫し、カバジェロはピッチを叩いて悔しさを爆発し、エースのFWリオネル・メッシらフィールドプレーヤーは呆気にとられたように立ち尽くした。アルゼンチンはこのプレー後も流れをつかめず、最終的に3失点で完敗している。
世界もこの大失態を続々と報じている。英公共放送「BBC」は「なんて恐ろしいミスなんだ」と伝えると、英紙「インディペンデント」も「痛恨すぎるヘマで大惨劇が待ち受けていた」と取り上げた。その他にも米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」が「大事故が起こる酷すぎるタッチ」、スペイン紙「マルカ」が「カバジェロの大失策が決め手」と報じ、スペインメディア「20minutos」は「彼はマヌエル・ノイアーの称号を得ようとミスに飛び込んだ」と皮肉を交えて表現している。
英紙「ザ・サン」はネット上のファンのコメントを紹介。「彼は取り調べを受けるべき、このミスは酷すぎる」「愚かすぎるミスで、歩く大災害と化した」「カバジェロのミスの分まで、メッシは批判を受けることになるのか…」と痛烈な言葉が並んでいた。
世界最高の存在であるメッシが早くもW杯の舞台から姿を消す危機に直面しているが、カバジェロのワンプレーはあまりにも大きな代償を払うことになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)