メッシ擁するアルゼンチン、守護神の衝撃ミスで敗退危機 クロアチアは20年ぶり決勝T進出
スコアレスで前半を折り返したなか、後半8分にクロアチアFWレビッチが先制弾
ロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ第2戦の注目カード、アルゼンチン対クロアチアが現地時間21日に行われ、アルゼンチン守護神のまさかのミスもあって、クロアチアが3-0で勝利。クロアチアが20年ぶりの決勝トーナメント進出を決めるとともに、前回大会準優勝チームが敗退危機に立たされた。
アルゼンチンは16日のアイスランド戦でFWリオネル・メッシのPK失敗もあり1-1のドロー。勝利がほしい状況でメッシ、そしてアイスランド戦でゴールを決めたFWセルヒオ・アグエロが先発、MFアンヘル・ディ・マリアがベンチに座る3-5-2の布陣でスタートした。一方、この試合で勝利すれば決勝トーナメント進出を決められるクロアチアもMFルカ・モドリッチ、MFイバン・ラキティッチ、FWマリオ・マンジュキッチら万全の陣容を組んだ。
キックオフ直後からボールを握ったのはアルゼンチン。しかしクロアチアも前半4分にカウンターからFWイバン・ペリシッチがシュートを放ち、ゴールを脅かす。前半13分にはメッシのパスを起点に右サイドのMFエドゥアルド・サルビオがラストパスを送り、MFマキシミリアーノ・メサがフィニッシュに持ち込んだ。同29分には左サイドの崩しからMFエンソ・ペレスが決定機を迎えたが枠外。先制のチャンスを逃した。
スコアレスのまま迎えた後半も一進一退の展開となるなか、同8分にアルゼンチンのGKウィリー・カバジェロが致命的なミスを犯す。バックパスを浮かそうとしたところ、短いパスとなり、プレスをかけたFWアンテ・レビッチが右足ボレー。これがゴールネットを揺らし、クロアチアが先制点を手に入れた。
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