“セットプレー祭”のロシアW杯 海外メディアが出場全32カ国のプレースキッカーを特集
勝負の明暗を分けるセットプレー
ロシア・ワールドカップ(W杯)は、全ての国がグループリーグ初戦を消化し、優勝候補に挙げられている強豪が敗れる波乱も多くあった。
これまでのW杯でも、直接FKをはじめセットプレーから数多くの印象的な得点が生まれてきた。それは今大会も変わらず、重要な役割を担っている。米メディア「FanSided」が、初戦のゴールとアシストを基に各グループ別でセットプレーのキッカーを特集。日本からは、MF香川真司とMF本田圭佑の名前が挙がった。
日本の入ったグループHには、練達のキッカーが揃う。まず日本は、香川を「異議のないこのチームのスター」として真っ先に名前を挙げ、コロンビア戦で決めた先制のPK弾についても触れられている。また、途中交代でCKから決勝点をアシストしたMF本田圭佑も、出場すれば全てのキッカーを担うと紹介された。
一方、グループリーグ初戦で対戦したコロンビアは、日本戦でベンチスタートだったMFハメス・ロドリゲスが基本的に全てのキッカーを務めるとしている。場合によっては、FWラダメル・ファルカオが務めるケースもあるという。
セネガルの直接FKは、FWサディオ・マネが務めることが多く、FWケイタ・バルデもオプションになると説明。また、右利きのマネに対し、左利きのDFユフス・サバリにも出番があるとした。
ポーランドは、エースのFWロベルト・レバンドフスキが直接FKと全てのPKを担当。MFヤクブ・ブワシュチコフスキが、FKとCKでボールを供給すると伝えている。
そのほかのグループでは、スペイン戦で圧巻の直接FKを叩き込んだポルトガルのFWクリスティアーノ・ロナウドや、コスタリカ戦で美しいコントロールFKを決めたセルビアのDFアレクサンドル・コラロフらの名前が挙がっている。ここで紹介された選手たちが、ロシアW杯で新たな名ゴールを生み出すかもしれない。