日本代表は批判されるほど強くなる? 長友が代表バッシングに感謝「今となっては…」

長友佑都は「批判されてきたのが今となっては良かった」と感謝している【写真:Getty Images】
長友佑都は「批判されてきたのが今となっては良かった」と感謝している【写真:Getty Images】

昨年10月から高まりを見せた批判、4月のハリル監督解任で一層強まった逆風

 まるで復活するたびに強くなる人気漫画のキャラクターのようだ。日本代表は19日のロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ初戦のコロンビア戦で2-1と勝利。大会前、日本代表に対する批判は高まりを見せていたが、DF長友佑都は「批判されてきたのが今となっては良かった」と感謝している。

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 試合は開始3分に相手MFカルロス・サンチェスがハンドの判定で一発退場となり、そのプレーで得たPKをMF香川真司が決めて日本が先制。前半39分に低弾道FKを叩き込まれ1-1に追いつかれるも、後半28分にMF本田圭佑の左CKからFW大迫勇也がヘディングで決勝点を流し込んだ。

 コロンビア戦後、2014年ブラジルW杯からの歩みを振り返った長友は、「4年間、必ずしも上手くいったわけじゃなくて、苦しいことも多かった。皆さんに批判されながらも、この4年間みんなで戦ってきて、W杯で絶対成功したいという、覆したい思いがあった」と力を込めている。

 とりわけロシアW杯出場を決めてから、日本代表への批判は徐々に高まりを見せた。国内組主体で臨んだE-1選手権(2勝1敗)を除き、本来のA代表チームは昨年10月のニュージーランド戦(2-1)から今年6月12日のパラグアイ戦(4-2)まで約8カ月間も白星から見放されていたのだ。そして4月にはバヒド・ハリルホジッチ監督が電撃解任され、西野朗監督が就任すると、逆風はさらに強まった。

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