ロシアの地を去る“最初のスーパースター” 負傷に泣いたサラーが不完全燃焼のW杯脱落

エジプトは2連敗でW杯敗退が決定した【写真:Getty Images】
エジプトは2連敗でW杯敗退が決定した【写真:Getty Images】

エジプトは2連敗でW杯敗退が決定

 リバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーは、ロシア・ワールドカップ(W杯)開幕前に今大会の注目選手の一人に挙げられていたが、本領を発揮できないままグループリーグ第2戦を終えた時点での敗退が決定。ロシアを去る「最初のスーパースター」になってしまった。

 サラーは5月26日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ決勝レアル・マドリード戦(1-3)で左肩を痛め、前半での途中交代を強いられていた。負傷を抱えたまま臨んだ今大会では初戦のウルグアイ戦に間に合わず、チームも0-1で黒星スタートとなった。

 現地時間19日に行われた第2戦のロシア戦では先発出場したものの、英衛星放送「スカイ・スポーツ」イタリア語版は「仕方ないことだが、万全なコンディションで戦うことができていなかった」と、エジプトのエースが本調子からは程遠い状態だったと指摘、チームも1-3と敗れて2連敗となった。そして翌日にウルグアイがサウジアラビアに1-0と勝利して2連勝を飾ったことで、グループAはロシアとウルグアイの突破が決定。サラーはわずか1試合プレーした時点で、大会を後にすることが決まった。

 また米メディア「SB Nation」は、「サラーはW杯の最後の試合を欠場する見通し」と報道。今季はリバプールで公式戦52試合出場44ゴール16アシストと異次元のパフォーマンスを披露し、レアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド、バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシらと並ぶバロンドール候補の一角として、今大会の活躍が注目されていたが、志半ばでロシアを去ることになった。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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