なぜ、日本の壁4枚は一斉ジャンプ? 低弾道FKで失点――当事者DFが語る真相

昌子も脱帽 「ワールドクラスと感じた」のは高精度キックではなく…

 事前の話し合いでは、つま先立ちのような形で高く跳ぶ必要はないと確認をし合っていたという。ところが、実際はボール2個分近くのジャンプも見られた。昌子は「みんなハイジャンプだった。でもそういうことが起こり得る舞台なのかなとちょっと思った」と振り返っている。

【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから

「壁に入る人は、最後までボールの質を見て、蹴られる瞬間まで頑張ってという感じだったので、もったいない失点だった」と反省を口にした。その一方で、昌子は壁下を撃ち抜くと判断したキンテーロを称賛している。

「角度的に下のコースは難しいと思ったし、そこで下を蹴るメンタルがワールドクラスだと感じた。何気ないことですけど、ジャンプが数センチ低ければ当たっていた。紙一重の部分で失点するか、しないか」

 低弾道FKに“ワールドクラス”を体感した昌子。自身初めてのW杯出場を通して、25歳のDFは着実に成長を遂げている。

(FOOTBALL ZONE編集部・大木 勇 / Isamu Oki)



page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング