VARも宝の持ち腐れ!? 元国際主審がイングランドの“見逃されたPK”に疑問符
コッリーナFIFA審判長に主張「審判とVAR要員の両方と話すべき」
そう主張するポール氏は、この試合を裁いたウィルマー・ロルダン主審のジャッジについて「プレーをする前にチュニジア選手に警告し続けていたが、ケインが大胆に地面に倒された時を含め2度のペナルティーを与えなかった」と強調した。
また、「モスクワのVARスタジオにいるブラジル人審判のサンドロ・リッチ氏が、その件に対してVARで関与しなかったことに私は驚いているし、失望している。それが、彼がそこにいる理由だからだ」と、一連のプレーでVAR判定が行われなかったことにも疑問を抱いているようだ。
「幸いにも(試合)結果には影響なかったが、FIFAの審判長であるピエルルイジ・コッリーナは、ペナルティーエリア内での今回のようなファウルが将来ちゃんと処罰されることを確実にするために、審判とVAR要員の両方と話さなければならない」
怒りの収まらないポール氏は、イタリアの元名物レフェリーで、現在はFIFAの審判委員会会長を務めるコッリーナ氏に呼び掛けた。すでに話題を呼んでいるVAR判定は、この先どんなドラマを生んでいくのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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