C・ロナウド、貫禄の2戦連発 ロシアW杯初勝利に歓喜「僕にとって美しい瞬間」
ポルトガル監督も称賛「戦略的にやっている」
ロナウドは33歳となり、若き日に見せていたような爆発的なドリブル突破からのシュートという場面は少なくなった。しかし、年齢を重ねつつゴール前での勝負強さは増している感がある。ポルトガルのフェルナンド・サントス監督もまた「ロナウドは年齢とともに自分のベストを見つけて戦略的にやっている。彼は彼自身をよく知っているからだ」と、その変化を語った。
モロッコのエルベ・ルナール監督は、報道陣からロナウドはMOMにふさわしかったのか、という質問に対し「誰がMOMを選んだかは分からないし、それは私の仕事ではないから」と前置きしつつも、「コーナーキックから重要なゴールを決められてしまった。ペペがキーマンだと思ってマークをしていたのだが」と、その1点で勝負を分けられたことを悔やんだ。そして「ゴール前で高い確率で決めてくれる選手がいれば、試合が簡単になるのは事実だ」と、ストライカーとしてのロナウドの価値を対戦相手として口にした。
これでポルトガルは勝ち点を4に伸ばし、決勝トーナメント進出へ優位な状況を得た。それでもロナウドは、「まずはグループ突破に向けて仕事を続けたい。まずは突破するために、1試合、1試合と次の試合のことだけを考えていきたい」と、地に足をつけて第3戦のイラン戦へ向かう。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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