「彼の名前は？　悟空？　日向？」

　大会前に、金髪に染め上げた髪形同様に、この日の長友の気合は段違いに目立っていた。伊紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は、「クアドラードはスーパーサイヤ人によって追い詰められ、途中交代を強いられた」と報じ、「ナガトモは文字どおり、クアドラードとのデュエルを支配した。クアドラードにとってナガトモは難しすぎる相手だった」と伝えた。

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　また、伊メディア「Calcio News 24」は、「何よりも注目をひきつけたのは、ナガトモとユベントスの選手の間で起きていた戦いだ。あの強靭な金髪は誰だ？　名前はなんという？　悟空か？　それとも、日向小次郎か？　彼がクアドラードをピッチからなき者にした」と手放しで賛辞を贈られている。

　人気漫画「ドラゴンボール」の主人公・孫悟空のように、強敵を前に「ワクワクすっぞ」と1対1の真剣勝負を楽しんだ日本の背番号5。クアドラードには、この日の長友がその髪形のようにスーパーサイヤ人に見えていたかもしれない。