オーストラリア戦へ「気持ちの強い方が勝つ」

　「守備の分でピンチも多いので、みんなで見直してやっていきたい。失点しなければもっと良かったかもしれないですけど、それも教訓として次につなげていきたい」

　宮間は勝利の余韻にひたる間もなく準々決勝を見据えた。8強で対戦するオーストラリアは、昨年のアジアカップ決勝戦で対戦。この時はDF岩清水のゴールで1-0の勝利を収めたが、予選リーグでの対戦では2-2の引き分けている強敵だ。2日前には決勝トーナメント1回戦で強豪ブラジルを下して勢いに乗っている。日本が中3日に対し、オーストラリアは中5日と余裕十分。日程面でもビハインドがある。

　そのオーストラリアに対し、宮間は「お互いに手の内を知り尽くしている相手。気持ちが強い方が勝つと思うし、その部分では絶対に負けないと思う。いい準備をしてやっていきたい」と力強い言葉で意気込みを語った。

　日本女子サッカー界のレジェンド・澤からキャプテンマークを受け継いだ背番号「8」が、緻密な連携という武器を取り戻した、なでしこの中心で強烈な輝きを放っている。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images