日本人サポーター、歴史的勝利後もW杯会場で“ゴミ拾い” 「日本文化の一部」と海外称賛
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英メディアがコロンビア戦後の光景に驚き 「彼らはこのマナーを忘れたことがない」
日本代表は19日、ロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ初戦でコロンビアと対戦し、2-1で勝利した。強豪国相手に演じた見事な番狂わせが世界中で反響を呼んでいる一方、スタジアムに足を運んだ日本人サポーターによる「ゴミ拾い」に対して、海外メディアが賛辞を送っている。
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試合は開始早々の前半3分に、相手の最終ライン裏に抜け出したFW大迫勇也が、ペナルティーエリア内でGKとの1対1に持ち込みシュート。これは相手守護神の好セーブに遭ったが、こぼれ球をMF香川真司が拾ってシュートを放ち、コロンビアMFカルロス・サンチェスのハンドとレッドカードを誘発。このPKを香川自らが決めて日本が幸先よく先制した。その後、一時同点とされたものの、迎えた後半28分にはCKから大迫がヘディングで合わせて値千金の決勝ゴールを奪い、2-1でコロンビアから大金星を奪った。
日本人サポーターにとっては最高のゲーム展開となり、誰もが歓喜を爆発させたが、試合後のモルドビア・アレーナのスタンドでは、今やお馴染みとなった美しい光景が広がったという。
英公共放送局「BBC」は、「普通は燃え上がるようなW杯の試合があれば、その後のスタンドにはカップや食べ物のゴミがそれを象徴するように散乱する」と前置きし、この日の試合も「まさにそんな試合だった」と記した。そして「日本人のファンは試合後にみんなで掃除を始め、一列ずつ、一席ずつ、自ら持ち込んだゴミ袋を使って丁寧にゴミ拾いをした」とその行動に敬意を示しつつ、「サムライブルーのサポーターは、一度たりともこのマナーを忘れたことがない」と絶賛した。
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