「アイツなんで外行ったん？」　ピッチ上で繰り広げられたコミカルなやり取り

　実はこの時、昌子らはC・サンチェスが一発退場の処分を受けていたのを知らなかったという。守る昌子らは当然マークの確認を行うなか、「宏樹くんに『6番行ったぞ！』と言って、宏樹くんも『OK！』と言ったら、そのまま外に行って……『アイツなんで外に行ったん？』となった」と困惑が広がったようだ。

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　それでもまだ昌子らは事態を正確に把握できておらず、「キーパーが（PKを）キャッチした時のカウンター要員かなと思ったら、ピッチから出たから、『アイツ退場らしい!?』『え？』みたいな」と、およそ両国のプライドが激突するピッチ上とは思えないコミカルなやり取りがあったと明かしている。

　もっとも、直後に状況を呑み込んだ昌子らは「でも、ここからだなと思った」と気を引き締め直し、2-1の勝利に大きく貢献している。コロンビアMFの退場劇は、日本の守備陣に思わぬ形で衝撃を与えていたようだ。