コロンビアMFサンチェス、痛恨レッドの判定に疑問 「なぜ退場になるか分からない」

サンチェスは一発退場となった判定に疑問を呈している【写真:Getty Images】
サンチェスは一発退場となった判定に疑問を呈している【写真:Getty Images】

前半3分、香川のシュートは「手に当たった」と認めつつも…

 コロンビア代表は19日のロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ初戦で日本と対戦。前半3分にMFカルロス・サンチェスが一発退場で数的劣勢を強いられ、1-2で敗れた。不本意な形でその名を轟かせてしまった32歳のボランチは、「なぜ退場になるのか分からない」と胸中を語った。スペイン紙「マルカ」コロンビア版が報じている。

 前半3分、日本のFW大迫勇也がペナルティーエリア内でシュートに持ち込み、そのこぼれ球にMF香川真司が反応。サンチェスがシュートコースに入ったものの、右腕にボールが当たってPKとなり、今大会初のレッドカードで一発退場処分が下された。一人少なくなったコロンビアは前半39分に同点に追いついたが、後半28分にセットプレーから失点して1-2で黒星スタートを余儀なくされた。

 試合後、ミックスゾーンで取材に応じたサンチェスは、「とても不運な初戦になった。これは思っていなかったことだが、大切なのは敗戦の責任を受け止め、チーム(の状態)を良くすることだ」とコメント。ハンドのシーンに関しては、「手には当たったが、なぜあれが一発退場になるのか分からない」と判定に疑問を呈しつつも、「もう判定は出てしまったし、試合はもう終わって負けた。これから前向きに考えて、チームメイトを支えていきたい」と前を向いた。

 記事では、サンチェスのレッドカードについてW杯史上2番目に早い退場だと紹介。サンチェスの退場は2分59秒で、1986年のメキシコW杯でウルグアイ代表のホセ・アルベルト・バティスタが記録したスコットランド戦での59秒に次ぐ数字だと報じた。PKを与えた早さもW杯史上4番目で、74年のドイツ代表のウリ・ヘーネス(55秒)、2014年のブラジル代表のチアゴ・シルバ(1分25秒)、今大会のスペイン代表ナチョの2分14秒に次ぐ、2分50秒だったとしている。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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